SPIDER Special Interview
夏野剛氏

SPIDERで得られる”ライフスタイル”――これは何事にも代え難い

NTTドコモで、iモードを生みだした人物の1人として知られる夏野剛氏もSPIDER愛用者。実は、自他ともに認めるハードディスクレコーダーマニアという氏にどんな使い方をしているのかやSPIDERの製品としての意義を聞いた。

■ 子供には放送よりもSPIDERの方が自然

――SPIDERを使い始めてみて、どんな変化がありましたか?

 すっかりライフスタイルが変わりました。うちの奥さんもライフスタイルが変わったし、子供にいたっては本当にヤバい。今、5歳ですが、テレビ番組はいつでも戻って見られることが当たり前だと思ってしまっています。

――そうですよね(笑)。他のユーザーの方のお子さんも、旅行中に旅館のテレビを見ていて、親に「このテレビはなんで戻れないの?」と聞いたそうです。物心ついたときからSPIDERがある子供に「今の放送のしくみ」を説明するのは、今の放送の仕組みを知っていて、レコーダーの説明をするよりむしろ大変だ、とおっしゃっていました。

 もう「そういうものなんだ」というしかないですよね(笑)。うちも地上波はいいんですが、BS放送が困ります。よく自然モノの番組などをBS放送で見るのですが、こちらはSPIDERで記録していない。
 そんな時に、子供に「今のもう1回!」とか、「この間のゾウさんの番組をママに見せる」とか、言われてしまうと「できないんだよ」と言うしかない。
 その時、説明しやすいのがSPIDERを指差して「いいかい、これで見ている番組は戻せるんだけれど、こっちの機械のはダメなんだ」と説明すると納得してくれます。

――物心ついた時からSPIDERを使っている子供たちは、別の問題にも直面するんですよ。幼稚園に行って友達が、自分の知らないテレビ番組の話をしていると「じゃあ、あとで家に帰って見よう」と言ってしまう。そうなると周りの子供には意味が通じない。

 ああ、それもありますね。周りから「お前、何言っているんだよ」と言われてしまう。でも、そうしたら「じゃあ、見せてあげないもん」と言い返せばいい(笑)。

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